クリニック(#26)

2004年11月02日(火) 1030-1230 練習@栄光

昨日の試合(練習)のありかたを踏まえて
1) 3-5-2の基本的ならびかた、ラインのあげさげ、横への移動、ウイングハーフが「自分」たちの蹴り、相手の蹴りに対応して「なにを」「というか、どういうポジション、どう言う仕事をしなくてはならないか?」すべてはシステムではなくて、自分たちが選ぶ、あるいはある場面で選ぶ、あいての攻撃への対処、こちらの攻
撃のやりかたへの対処こそが、問題を解く鍵だとした

2) 昨日の試合での「守備」のまずさを説明、相手の蹴りに対しては、「先手必勝」である、相手をつかまえて、間合いを与えず、チャレンジでありカバーである、しかし、相手がつないできたら、後手はいくらでもふむ、あとをとって、先だという言い方で、すれちがってはいけない(きょうは中盤でのカバーのはなしまではいかない)相手にスピードをあげさせてはいけないのだという、簡単に言えば、守備はそのふたつのうちのひとつだとした。

3) ハーフがどこへパスをだそうと、だせるかどうかは結局は第1に、ハーフの視野だとした、その視野のなかにまずははいれと(入らない場合もあっていいわけだが)まずは、そこから。ハーフライン上のフォワードの仕事、とぺナ前の仕事、ちがうとどちらにせよ、ぺナ前で「動け」だと。

試合:3-5-2で、すでに述べたように、やっと「ハーフ」が前を向くということはどういうことか、わかるやつは、わかるようになってきた。
ただし期待していないやつでさえ「だいぶちがったプレイをするようになってきた」例えば「えんどう」まともなパスプレイをしている。しかし「ここで」はじめて、サッカーらしくなってきたのであって頻度がむろんない、残念な話しである。

そのハーフがどういういわば「ゴール前で仕事」をするかどうか、できるかどうかは、鶏先か卵さきかに似て、「出すほうが」アイデアを多く持つか?受けるほうが、ハーフにインスピレーションをあたえるのか、判然としないというより、同時進行でともに改善をくわえていくことになる。

ありさわに「ある攻撃方法を教えても」そのとおりトップがランしてくれなければ、ハーフの判断はひきだせない。その逆も理屈はある「トップがこのようにラン」しても、そこを見えないやつがハーフやっていても、何もおきない、というものしかし現実には、こう言うケースはあまりない。
つまりトップらしいかけひき(=ラン)をしているやつが『今』いれば、栄光3回戦さえ突破していくのである。サッカーはそう言うものである。

ところが、3-5-2でウイングハーフの仕事のしかた「を」まだ教えていないから、ハーフが中央を「攻撃しよう」ではなくて「散らそう」と判断したとき実際には、そのワイドにだれがくるのか、まだはっきりとしていないそのためハーフの仕事のやりかたが、満足いくものでないということあるいは遅くなるということ、そういうことが、あった。むろんこれは骨の構成というより筋肉つけるということであろう、どこかでてがければいいし、例えば、こだまみたいな選手にいくら期待しても、それはナにも起きないという問題でもあるつまり才能依存で、ウイングをつかう攻撃は「どうすべきかは」えらく中身がちがってくるということなのだ。そういう意味ではまだてつかずでもしかたがない。

ただ選手が理解したかどうかは別に、高校時代の田中達の例えのようにコーチの観点からすると、ここはドリブルができる選手を置きたいのである、というのは、サイドでパスをいくらまわしても、なかなか、パスで突破はできないものである、それゆえに、ドリブルが、プレイの中心の選手を置ければ、問題は解決であろう。

どっちにせよきょうの練習の中身を湘南戦でだせれば、健闘はするだろう、しかし勝つ保証は、まだない。


(記録:相川)