クリニック(#8)

2004年8月4日(火)練習@栄光、0830→1100


練習、にはいるまえに選手に「つなぎ」のサッカーという、どこまでいっても、迷路のような、つなぎのサッ
カーとはなにか、少しでも「頭」でいいから理解してもらえるようややながく説明した。

守備の戦法ふたつありである。

対 縦蹴り
対 つなぎ

対縦蹴りの要諦はラインのアップダウンを完全に了解すること、およびMTGでは言わなかったが
ラインの横の移動、そしてハーフが相手についてくるということである。

対つなぎは相手が変幻自在に「つなぐ」のだから、それを封じること基本は 対縦蹴りと同じだが、より法則
化することはむずかしい、「それよりも」こちらが「ボールをなくさなければ」相手が攻撃できないのだから、
対つなぎの守備をやるまえに、「こちらが」つなぎのサッカーをやれるというところにいかなければ、とめられ
るものではない。

つなぐ、サッカーの要諦は「じぶんの間合い」を確保=準備したハーフをさがして、そこを選べる、というの
が基本であって、これを「やれないで」その先に進む、ということが、まったく荒唐無稽である。

7対7でやらせた、
できないやつのことはいい。
つなぎはただ、つなぎをめざしても、完成もしなければ、うまくもいかない。
つなぎを担保するのが「ハーフの個人技」というのも間違ってはいないが、もしそこだけにいくと、今のサッ
カーでは相手のハーフの守備を凌駕することが結局はできない。
サイドバックをあがらせることをいわば「相手の目をサイドにむけさせる」放っては置けない(つなぎではなく
てもよい)ボールの進め方、失敗して相手のボールになってもそのとられかた、悪くはないのだから、このサ
イドバックのパスゴーは良い癖として、この練習でも、(スピードださなくてもよいから)かならずやらせた。単
純に言えば「刷りこみ」である。

ストッパーはサイドバックと「横に並んで」サイドバックを使っては、いけない。やや後方からである。本との
試合ならストッパー「縦蹴り」OKである、しかし「これは練習だから」という、ここを説得したいわけだ。

何度も、何度も「まあいのない中の選手につけたり」「まあいがなくて、受けて」バックパスをだして「得意顔し
ていたり」要するに、ここでもまた「サッカーを煮詰めたことがないわけだ」しかしいきなり、不登校問題の選
手が「間合いのある、ハーフにつけて」さらに自分がパスゴーしてリターンを受け様としたり、した、すばらし
いパスでありランである。ただこの選手もいかにも線は細い。さらに、おなじように線の細い選手も理解して
いたと、見えた。あおきも少しとろいが、わかってきたと、見えた。さとうもわかってきた。他は「まったくだめ」
これが現実である。

まったくだめなのが試合でハーフやっているわけだから、つなぎの、サッカーが、うまくいく道理のはずがな
いのである。
先は長い
(記録:相川)