クリニック(#4)

2005年1月27日(木) 練習 1530-1700@栄光

選手が「どこまできているのか?」やはりゲームを「見ないと」わからない。

フルサイズのグラウンドがとれたら、きょうのように、ゲームをやらせるのがやはりいちばん効果があると思え た。たとえ栄光であっても。 まず、あきらかなことがあるのだが、それは、

1) 栄光の選手の決定的な「実践勘」の不足である。それこそ、どこかのクラブの小学校4年生のほうが「うま い」

ボールがひとつ「動いて」も、相川からみたら「ちがうな」ちがうなの連続である(だがそれは言わない)いっ たい何が違うのだろうか?
言葉にすれば、「センス」がないというだけのことだが、もう少し、平たく言えば、ボールを扱うセンスがないね ということになる。
40年前のサッカーだろう。

で、そうやって愚痴を言ってもしかたがないわけだから、どこから「その迷路をほぐすか」ミニゲームをやって もしかたがないだろう、多分少しは、ボールを扱うセンスは向上しそうだが、今度は実際のゲームをどうやる かが[間に合わない]ということになりそうだし、ミニゲームで得ることができそうな、プレイだって、試合のなか で、でてきはしないだろう。

だから練習ではいかにも他校にも負けそうにもない雰囲気を「もって」でも「ゲームでは負ける」という道を選 ぶか?
練習では、ドンくさいが試合になったら、強いという道を選ぶか?それで、当然躊躇してはいないで、後者 を選んだわけである。

ということは、まず「守備」ということになる、もたもたしているやつが多いが、そういうやつをああだこうだとして も強くはならないだろう。
きょうの守備では3バックにした、強調点

1) ラインから出て行くボールにたいして、フラットではないから、相手の凸凹にあわせるのはしかたがな い、しかし押し上げ
2) ラインにはいっている相手のフォワードへいかにチャレンジするか?
3) それ以外の相手ハーフは全部、こちらのハーフが、マーク

たったこれだけのことを「やらせたのだが」その守備もまずい、というか「ラインの守備をどうやるのか?」 「ハーフの守備をどうやるのか?」当然ちがうわけだが、どちらにせよ練習試合のなかで、その守備をやるの に「だれが迫力があったか?」というと、水色のストッパーだけであった(としか見えない)でも、多分守備は、 こいつあたりがストッパーの第1候補だろう、そこが見えてきただけでもよかったとはいえる。こいつの「はね かえしかた」が誰が見ても「よその学校のレベル」であろうと言えるわけだ、こいつくらいはねかえせば、湘南 の試合で負けることはないわけである。

どんなになかまうちの「ゆるい」試合でも、サッカーはサッカーだから例えばオレンジはけっこう、相手陣内に 押し込むサッカーになる、しかしその先は「あることを」まだ教えていない(逆パス)ひとつのサイドで2対1→ 3対2→展開の萌芽のようなものは確かに見えたが、栄光生あえていえば、展開がでても、つまり逆サイドに ボールがいっても、「だからそこから先」「どうするの?」がないので、佐々木も悩むし佐藤も悩んでいるわけ だ。

この答えは、サイドの逆までいってでは、ドリブルでもよいし、途中でトップをつかうでもよいし、逆パスでもよ いしという状況なのだが、そこで具体的なイメージがない判断もなくてゴールへ行けなかった、なんどでもく りかえすが、栄光はこうやって相手陣内に押しこむことが「できるのだろうか?」という危惧はあるわけであ る。つまりこの練習ばかりやっても試合に生きないのではという、そういうことである。 


(記録:相川)