クリニック(#3)

2005年1月20日(木) 練習 1530―1700@栄光

1) ラン:2対1を右サイドで、本来は、「間に合うはずのない」距離を「かけて」アップダウンしてダウンの右ウイングにロングを蹴ったランナーは2対1をやりにいく、ワンツーをやれるか、オーバーラップかダイアゴナルなのか、それは、相手次第、ただ目的は、いってみれば50メータースプリントを「やる」ということだけだから、例により、他の要素は目をつぶる。ただ右サイドにマーカーを数個ならべたほうが、よかったかも知れない。

タッチぎわでの「パス交換」ということに、自然馴化していくはずなのだが、(そのあと2対1、→3対2→サイドチェンジ)という練習にいったのだが結論的に言えば、ほとんど「できなかった」そのできない理由は、判断の遅さ、とめられないボールということだろうが、最初ボールがウイングに「でたところで」どうしてよいのか?実はランをやらせながらも、そのこの場面を切り抜いて、このラン練習にもってきているのだが、その2番目の練習になると要は、走れなくなる、これはどうしてだろうか?

2) 7対7:2対1を自信もってつくれない、つまり結論からいえば、ウイングは微妙な言い方だが、ドリブルを「してよい」しかしとられたら「怒られる」だからウイングのドリブルのくふうが「ぬきにかかる」しかし判断がきてぬけないと感じたら、そこでとられないで、キープ→パスにならないと、サッカーがいつまでたってもかわらない(=カウンターサッカーだけ)ということになる。

どうしてできないのかの原因は多分、ウイングのところでの「キープ力だろう」と思える。もうひとつは、トップが動こうとしないことだろう、ただこの練習は、守っているときは3人がライン、残りは「どこにプレスをかけに行こうが自由な、ハーフ」攻撃のときは、ラインの3人もハーフ、で合計5人のハーフが「法則性」はあえてもとめず、ハーフそして2トップというやりかたで攻める、かならずキーパーからスタートという意味は、カウンターの練習ではなくて(どうしてきりかえるのか)ではなくてきりかわったという前提で、相手陣地に押しこんだという前提での、攻撃である。

逆に栄光生がこの練習でうまくやれだすと、パスでくる(しかしそのあいだにドリブルがある)相手の攻撃を「いかに守るか」という守備練習「にもなる」そう言う意味で、キーパー「から」スタートという方法論は「攻撃のためにどこに行ってもよい」3人が相手の攻撃にそなえて「3人による」ラインを「つくる」という意識「まったくわかっていない」やつが散見できた。

ラインがいってみればぺナ前に「いる」相手がいろいろと攻撃を手をかえ品をかえ(ということは、サッカー的に言えば、ひとつのサイドから突破をはかってくる、例えば右サイドからいきなりクロスということも、こちらはやらせないが、やってくるチームもあるだろう、そうではなくてまんなかにボールを変えて、くるチームもあるだろう、左までサイド変えるチームもあるだろう、その流れの中で、ロング撃って来たり、かべやってきたりもあるだろう、

本来は「高い」ところで守備したいし(またそれはそれで別な次元のことだと、コーチは考えている)だが高いところでの守備がとりあえず不調に終れば「押し込んでくる」相手を、最低でも7人でかつ、ラインはどうするのか?ハーフはどうするのか?そこを「やらないと」湘南の試合のようになる。たまたまか、練習になれたか?原因が別だが、相手がうまくつないでこちらに迫った、ということだが、そこで、「ハーフの守備」が「要は、きかない」このままではこわくて、試合をやらせられないという言い方になる。

だから守備のためには、栄光が「攻撃」できないとならないわけだ。栄光の攻撃のほうが、一応、のことができれば、守備はではその一応の数々に、それには「こう守る」あれには「ああ守る」というそういうところにもっていきたいわけである。だから栄光の攻撃が「なんのこっちゃ」ばかりであったから、守備のほうの大事なところ「どこでしめるか」というそういう「考え方」の導入までは「行けなかった」まだまだ時間がかるということだ。

(記録:相川)