対戦相手の分析と自己テーマ

2003年11月18日(火)

本当は、この日記の前にひとつあったのだが、フロッピーが満杯で操作をごちゃごちゃやってるうちに消えてしまった。DOSのレベルまで行けば、戻せるということは、知ってるが、それほどの内容でもないので、そのまま。

11月16日(日)日本学園は、多摩大目黒に4-0で、次は日大3高。
日曜日はその、日大と、そこをぬけたら、対戦する農大1高の試合もモニターして、いわゆる対戦相手の分析である。

ただいくら分析しても、当日になったら「蹴ってくる」というのが高校サッカーだから、まーあまり目で見たことをどうこうというのは考えない。

例えば、農大のベンチは「パスをつなげ」ということを言っている。
しかし自分の見たところ(偉そうだが)ベンチは「パス」サッカーとは「なにか?」さっぱりわかっていないようだ。

自分が仮に農大のグラウンドに立てば、「まっさきに何をするか?」そういう問いかけを自分にしてみたりする、それは「間合い」をとる、ということだろう。そして「間合い」をもたないやつにボールを「つけるな」ということを真っ先に、練習するだろう。

農大はそこを、選手に神経質にならせていない、だから「あるパスは」結局バックパスになり、またあるパスは「選手の個人技」で前につながっていく。

どちらの場合も、「間合いのない」選手に、へいきでボールをだしてしまうから、である。

その点を、自分が面倒を見るチームはやかましく「言う」わけだから、その他にもパスというものをつきつめているつもりの理由により、「こちらが勝つ」ねとは思うものの、農大の選手を見ていると、選手なりに、パスでスタートしたゲーム、「パス(もどき)をしていても、攻撃がうまくいっていない」ということを当然感じて「縦に蹴り出す」と相手のその縦蹴りボールの処理が間違えば、「縦は、縦だから」やはりサッカーでは効果があって、ゴールにむすびつく。
つまり勝負になれば、また違うわけで、戦前予想などは、そう言う意味でどうでもよい。

その点、日大は最初からパスをあきらめているふしがあって、だからラインはいつでもダイレクトで、縦に蹴っている。要は、「相手が、間違えることを期待しているわけだ」

時間をつぶさなければいけないので、藤島大という早稲田ラグビー出の人が書いた、知と熱という本を買って来た。大西先生のことを書いた本である。
内容を紹介したりはしないが、コーチならば、読むべき本だろう。
示唆に富むことが、多く書かれてある。

水曜日19日は暁星と練習ゲーム、公式試合より、こういう一応格上とされている相手と、の勝負のほうが練習試合とはいえよほどに刺激になる。むろん守備のシステムを試す。そのねらいが、ボールを奪うというところにあるわけだから、しかしもともと攻撃サッカーだからその先にいっての守備と攻撃の両立(それがどんなものかは、わからない)が、いつものテーマである。
(この項終わり)