練習ゲームの課題

20031110()

 

1109()このところ、1日おきに、熟睡、と浅い眠りのパターンを繰り返している。土曜日から、日曜日にかけては 浅い眠りで起きたのは、0700ぐらいか?コンピューターのなかの、スケジュール表とりだして、横浜でひとつ、関連チー ムの練習ゲームがあるので、まずでかけた。

試合は「わけがあっての」縦の蹴 りあい、存在には常に必然があるということはわかる、縦蹴りには縦に蹴らざるを得ぬ、必然がありだ。

どうやってそういう必然かもしれ ぬが、美しさのないゲームを、仮に指揮をとるとして、パスゲームに転化させていけるだろうか、コーチというのはそういう妙なことを考えて、いる職業であ る。

補充がきく大人のチームならばこ れはかんたんなのだ、ファーガソンでも、フランス人、ベンゲルでも頭の中にもあるいはコンピューターの中にも、選手の特色をいれたリストをもっているにち がいない。

あるストッパーは今ベルギーで働 いているが、頑強な身体、しかし守備における戦術的理解力低い、というようにである。

こいつを連れてきても守備そのも のは強化されるかもしれないが、守備を攻撃に転化できそうもない、だから今回は見送り、というようにである。

 

高校のコーチの場合は、手持ちの 選手の能力などは、ものの3ヶ月も付き合えば、理解できる。ただし成長が著しい時代の選手だから「伸びて行く」とい う驚きもある。ただしどうやったところで高校時代のその選手たちの最終戦も補充なしで、戦うわけだ。

 

横浜から、第三京浜、港北イン ターに行って、そばにある崎陽軒の工場売店でしゅうまい弁当を買おうとしたら、ないので、また新横浜駅までもどった。

 

30才まで横浜にとにかくいたわ けだから、刷りこまれたものはほとんど横浜メードである。横川の関の峠の釜飯なんてものも何度か食べたが、「どこがうまいのか?」ってなもんだ。駅弁はな んといっても崎陽軒のしゅうまい弁当。

 

3京浜、環8用賀から首都高速に のって、埼玉へ新しくできた高速道路を終点、まで、下から見上げると関東大震災がまたきたら、まっさきに倒壊するのはまちがいなさそうな、ループになって いるエキジットの道路をくだって、埼玉新都心で新幹線やら東北線のアンダーウエイをくぐって、東海大高輪高校のグラウンドに行く。

 

今週は新人戦、公式戦がないし、 ずっと練習でとりくんでいる守備のいわば「最終的なかたち」(全部が完成していないが、少しずつ、全体の姿を失敗させながら、つくりあげていく)のためしのゲームである。

前日選手にボードを使ってつぎの ようにやることを指示した:

 

4ライン、フラット

サイドのバックはしかし、ラインにならんでいればよいのではなく、ラインからちぎれて、 ボールチャレンジに「行く」

できればサイドで、プレスがけ、

○そのプレスがけの結果、相手が ボールをさげたら、ラインは有無もなく「あがり」オフサイドをかけに行く「ひとつ」の場面

○もしサイドがあがって、横のス ペースをあいてがつかいたがってのランは、最初から相手を放さない、しかし最後のところでこれもまたオフサイドにかけにいく

2ストッパーはラインからちぎれ ても、挑戦は100%確実なときだけ、それ以外はふりむかせてもよろしい。

ふりむかれたら、とにかくラインを崩すな、もどれるやつにもどらせろ、追走させろ

 

攻撃のことはずっと先代チームの 流れをくんで、

 

ラインでたらたらまわす、ということと、ラインからあがって、横パスを受けろということ ふたつありだとしている。

ハーフ起点の攻撃をしたいのだが、そのためにハーフが遅くなったら困る、ハーフが縦パス 遅くなると言うのはかんたんにいえば縦のコースがないからだ、だったらそこで、横パスのコースをはやくつくれ、あがっていくバックは結局はハーフだ。

サイド攻撃をきょうは3トップdえやる。ウイングフォワード、オン・ザ・ラインだ。アップアンドダウンをかなら ず、声に出せ。

ハーフはバックパス禁止サイドのウイングフォワードもバックパス禁止、バックパスしかな いというのは結局、本人が間合いをくふうしないという、現われだとした。

 

守備のテーマを観察しなければな らないので、試合中は常に、守備ラインの横からゲームを見た。

守備、攻撃だいたいうまくいっ て、3-1で完勝。

いくつかの問題点は

 

東海大はこちらの4ラインメンにプレスを2人でかける、だから「ライン→ ラインのたらたらまわしでよいのだが、それが遅いと、2トップのうしろで、東海のハーフが、タッチからタッチへだーっとマスで移動してくるわけ だが、これに追いつかれてしまう。つまり仮に左から右へとボールを移動させることそれ自体は、できるが「遅い」しがって、右にボールがきたときには、また 窮屈な攻撃をしかけるというようになっているというのを修正、修正のしかたは、「ラインといえども、原則は縦見て、横だが、そう言う理由があるゆえに、は やく横見ろ、とした、そうしてライン→ラインのパスが早くなって、でその次のものは,縦を見て縦でもむろんよいし、縦見て横でもいいとした。後半ラインのまわしかたがはやく なって、そこから、条件のよい縦パス、縦攻撃がではじめて、くりかえしチャンスがつくられて、3-1以上のゲームになった。

試合前一時間かけて、選手に瞑想させたりストレッチ長々させたり、ブラジル体操声をかけ て軍隊式でやらせたり、「あと5分後にはチャンスがくるから、それを見逃すな」なんていう,根拠のない、バカなことをい う、若いコーチには負けたくない。

雨が強くなって、またいつものよ うに新都心を17号にぬける道まちがえて、大宮まで行って、17号に入れた。

赤坂にもどって、投票所へ、じぶ んのいれた候補好きではないが、相手候補に300票差で勝った。普段は投票にはいかないのだが、ひょっとしてひょっとというおもいで、 行った。

政治が変われば、なにか変わるだ ろうか?

この国はアメリカに依存して存在 していくしかない、というのがわたしの拙い、観察である。アメリカに依存せざるを得ないのだが、アメリカのように、アメリカを構成する、要素はない、広大 な国土、カソリックのくびきをのがれて、新教がまがりなりにも宗教としてコアにある社会、等々、独自性をもって、なおかつアメリカと対等のなんていうのは 寝言のたぐいであろう、アメリカ人は私に言わせれば病的なまでに、他民族によるアメリカあるいはアングロサクソンへの蹂躙ということに神経質な民族であ る。

蹂躙されないためには、相手が1段したにいるということで安心 できると思っているふしがある。

今週は全体的に雨模様、おそらく 練習はあまり進まないだろう。

16日は多摩大目黒で別にどうということはないのだが、この16日に準決勝で都大会かけて、 最後にぶつかる農大一高とおたがい、手のうち見せ合うことになる。そこも考えなければならないわけだ。
(この項終わり)