東京の正月選手権予選ベスト16に臨む

2004年10月01日(金)

東京の正月選手権予選は、10月01日で、32が決まって、03日が16決めとなった。

試合というのは、試合前の、「幽霊の正体見たり、枯れ尾花」的心理もあれば、試合が終わって「なんで、こんなチームがでてきたのか」という実際にやってみたら「予想外の低評価」どっちながらも、現実であるが、東京のシステムで言えば、この16決めのところは、やはり「きつくなる」のが妥当である。

なぜなら、16にはいれば、4組わかれてのリーグ戦だから、それだって「負けて、リーグを突破ということはないものの」明日なき「戦い」というものではない。

だから32から16への10月03日が「大一番」だと、文化祭で学校中がうきうきしている、日本学園で、土曜日、軽い練習の前、選手には「言った」
言わずとも、「感じる」ではあろう。

なにが楽しいかといって、緊張というか、ひりつくような、プレッシャー、そういうものを、高校生が感じるはずなのだが、そういうものが「くみこまれている生活」を、コーチが選手に、提供「できる」ということが、すくなくとも自分には、自分が、このよで役に立っている、なにか唯一な理由のような気がする。

だから「おまえらが、努力した2年半」「この試合のために」時間をかけてきたのだと、そう言った。

日本学園のむこうは実践学園が出てきた。

一応今季はプリンスリーグに顔出している。

金曜日に、駒沢で公園内を歩いて駐車場にもどろうとしたら、きょうは負けたある学校の既知の先生とばったりあって「次ぎは、強敵ですね」と彼は、いうわけだが、さーその言葉にどんな意味があるのだろうかしら??

下馬評というやつだが、そのとおりなら、こちらが負けて、いやしくもプリンスリーグでもまれたほうが勝つだろう、という表層的なかどうかはしらないが、根拠が「らしく、語られる」わけだがそこらへんをものさしにして、いくら語って「も」ライオンとトラ戦って、どっちが勝つか?の論戦みたいで、よくわからない。

確かなことは、お互いてのうち「見せて」しまったが、きょうこちらで2点いれた、2トップのかたわれは、「マークされるだろう」だから「こちらは、それを逆てにとってどうしようか?」と考えるのが「ふつうだ」し、ではむこうで得点をいれたやつをこちらは「マークしようと、するか?」」そこは思案のしどころである。

あるいは、このごろはどこもフラットで、マンマークしないから、実践は3日の試合も自分たちの守備のかまえを崩さない、というだけででてくるかもしれない。

そこはいくら考えても、今はわからないで、当日にわかることである。

だからそこは考えることもやめて、酒呑んで、寝てしまう。

あとだしじゃんけん、いつも「やらないよ」と言っている手前、対実践のゲームの前に、このゲームを語るしかないわけだ。

相手は3-5-2。
こちらは、4-1-3-2で行くだろう。
4バックにこだわる理由は、サイドバックをワイドとして使いたいからである。

都立駒場あるいは流通柏などの練習試合を通じて、失点が、あっけない感じではいるので、公式試合の開始1週前から、本来はストッパーに予定していた、やつを、ボランチにおいた。
さらに、ずっと怪我もあったが、トップチームに呼んではいなかった、つまりは2軍くらしの、3年生をストッパーに起用した、3バックにはしないで、それで4バックである、4バックの前に、守備にこだわりなさいというコマンドつきの最初に言った、元ストッパーを置いた。

2ストッパーの相手のマークのしかたは、4バックで2トップに対応するのと全く同じ、サイドバックを「なかにしぼらせるのも」いいよ、ただし、しぼったサイドバックをもとのワイドにひらかせるということも、選手の「声かけ」の中味になるぜ、またサイドがしぼるとしてあいてのワイドにボールがでて、「その場面に」むろん、こちらのサイドバックは間に合わない、だから『サイドがしぼった、位置から、ワイドによせる、』すると、表現で言えば「サイドバックは」いったん「見る」体勢になるわけだから、どうしたら「とリに行く」タイミングを決定すること(=声かけ)それも大事だぜともした。

3バックにしない理由は、3バックであると、3バックのバックメンはほとんど攻撃には参加しない、しかしずっと、4バックで、サイドは当然あがっていってもよいが、ストッパー^だって「あがったところで、それをいけない」と言うことは「ない」と言い続けてきたからである。

マー守備的には、その程度の考えで、都立小岩は前半で2-0、とした。
危なかったのは前半1度ぐらいか。別に小岩の攻撃に、なんの、脅威も感じなかった。

で、問題はさー今度は実践どういう作戦で行くかということになる。

それを考える前に、実践が「フラット、そのラインの前で、ハーフのプレスがけ」という方針を守るかどうかをまず、考えなくてはならない。

結論からいうと、実践は「フラット」で「くる」である。

何度か練習試合をやりに、高尾山にある実践のグラウンドへでかけて、チーム作りの、時期が違うが、観察したけれど、まずは、チーム準備段階時期からフラットのあげさげばかりしていたチームであった。

だから当然こちらが「フラットくずし」をしていかなければ、相手の術にはまるわけだ。 

フラット(少なくとも、高校レベル)ではあたりまえだが、フラットをひく側が、歓迎するボールというものがある、それをこちらが、出し続けていても、フラットの思う壺ということだから、その相手が喜ぶボールとは「なにか?」ということから教えてきた。

● ラインからの単純な、ロング(単純というのは例えば、こちらのストッパーが、キーパーの前で、ボールをもっている、いきなり、そこから蹴るロングということである)これは相手ラインがうれしがるボール

● そのロングでも、こちらがこわい状態ならむろん蹴ればいいわけだが、たいていは相手の2次攻撃にさらされるだろう。

● 例えば、わずかにあいているハーフをつかって、そのロングの前に1本でも2本でもよいから、「なんの意味があるのか」というような『捨てパス』があってのラインからのロングのほうが望ましい、望ましいというのは、相手のラインにしてみたら、少しそのロングを読みぬくのが、むずかしいということになる、「いつラインをあげるか、さげるか」少しだけ困難になるラインからのロング(を、コーチは観察していなければならない)

● できればハーフにロングを蹴らせる。

● ハーフは中学のころから「自分のパスを」「相手にとられたくない」として育ってくる子ばかりだから、たいていは、ロングを蹴る場合でも、「通る」ロングをねらう、では「通らない」と、要は、ショートを使う、で、相手はそれを喜ぶ。

● だからいかに、ハーフに「相手のラインが裏がえしになれば、それは、良いことなのだ」というアイデアをなっとくさせるかが鍵になる。でもこのアイデアも古典で、昔から、とられるくらいなら、コーナーに蹴っておけという考えがあった。

● だから裏がえすためには、ただのロングではだめで、結局同じことなのだが、トップを「はやく使う」ということと同じである。

● 裏返ろうが、そうではなかろうが、こちらのトップが、アル程度は、縦にくるボール直接、対応するか、相手がはねかえしているつもりの、ボール(こぼれだまとも言えるだろうが)相手のラインがとって、「つなぐ」という場合も、そこでこちらのボールになることもある、でそこでこちらが(ハーフ)が前をむくということを、やれるようにするというのがねらいである。

● そこで前をむいたハーフが「どういう判断でどういうプレイをするか」は別にここで描写はしなくてもよいであろう、そこはずっと練習でそもそもの最初からやってきたテーマで、コーチも「そこから中央」ばかりという戦法でもかまわないし、サイドを使うという戦法でも、それはここで議論しない。

● 蛇足だが、相手のフラットとハーフのだんごのような守備の「欠点」をまず、さらけださないと、やはりフラットプラスプレスはお手軽な、戦法ではある。攻撃が未熟なままで対フラット決戦をたたかわなくてはならぬ、高校生には、トラップ知らねー、パス知らねー、個人の守備能力知ったことかで「やってくる」フラットをくふうなしでうちやぶるのはむずかしいであろう。ここでわたしが書いたことが、良いことか悪いことか?それは論文を書いているわけではないから、負ければ、「あかん」で終わりだし、トーナメントの、試合は、どっちにしても「過ぎてしまう」わけだから、追試ということはできない。

まー明日はこれでやってみようということである。
(この項終り)