連動する、させる

2003年4月10日(木)

だから(何を受けて、だからというかといえば、先回の日記で連動もほどほどに、ということを言ったわけだが、)ここをもう少し、説明すると、攻撃でも、守備でも、むろん、連動する、させる、大事なテーマではある。

攻撃で「この場合は、かならずどこそこに蹴る」という約束をして、ゲームに臨む、ということはいまだに有効である、これを言いかえれば、ある局面では、「そこだけ」に蹴るということになる。そこだけに蹴るのだから、受けるほうの、「動きだし、走り出し」も「早くなるし」「どこに走るのか?」の判断もやさしい、というか、あれこれ考えずに済む。

問題は、「どこそこに蹴るからそのどこそこに走っておけ」か「どこそこに走るから、そのどこそこに蹴っとけ」どちらでも同じようなものだが、それが実を結んで、うまく攻撃が成功したというその成功率はどうなのだろうか?ということを、コーチがどう考えるか、ということだろうと思っている。

現実問題として、どこそこに蹴っとけ、どこそこに走っておけ、というサッカーに、こちらが「やられる」ケースが多い。
この波崎シリーズでは、初戦、大船渡に5―0で楽勝したあと、山梨の都留高校とやったら、0―4でなにがなんだかわからないうちに負けてしまった。
後で聞いたら、都留高校、今年のチームは韮崎と拮抗しているとのことで、侮ってはいけないチームだったようだ。

先発間違えたというより、最強メンバーではいかなかったものの、さりとて、そのことで、とくにこちらが、相手になにからなにまで劣る、というゲームではなく、例により、局面、局面では優勢であったのだが、少し変わった、最終ライン→中盤へのつなぎあげを、(つまりは、ライン→ハーフあるいはトップへのボールの走り、がダイレクト多用で、結果はやくて、こちらのプレスがきかなかった)されて、それに適応することなく、終わったというそういうゲームであった。

だから対策としては、なにが「やってくるかわからないのだから」守備「から、はいっていく」と言う古典でよいのだが、